コンテナ基地で火災、49人死亡 バングラデシュ

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火災により負傷し、病院に救急搬送される男性/Str/Reuters

火災により負傷し、病院に救急搬送される男性/Str/Reuters

香港(CNN) バングラデシュ南東部チッタゴンのコンテナ基地で大規模な火災が発生し、地元メディアによると少なくとも49人が死亡、300人以上が負傷した。

国営バングラデシュ通信(BSS)によると、火災は4日夜に発生した。死者の中には、現場に出動した消防士少なくとも9人が含まれる。5日深夜の時点で、さらに消防士2人が行方不明になっている。

ロイター通信が消防当局者の話として伝えたところによると、現場では過酸化水素や硫黄など化学物質のコンテナが次々に爆発し、5日午後になっても消火活動が続いた。

火災の原因は不明だが、消防当局者らは過酸化水素を積んだコンテナから出火したとの見方を示している。有害な煙が一帯に立ち込め、作業は困難さを増しているという。

消火活動にあたる消防隊員/AP
消火活動にあたる消防隊員/AP

近隣住民によると、最初の爆発で地面が揺れ、建物のガラスが割れるなどの被害が出た。

コンテナ基地は、死亡した作業員らの遺族に1世帯当たり100万バングラデシュタカ(約146万円)、火災により体の一部を失うなど重度の損傷を負った作業員には1人につき60万タカ、そのほかの負傷者にも40万タカの補償金を支払い、調査委員会を立ち上げると発表した。

バングラデシュでは昨年7月、首都ダッカ郊外の工場で大規模な火災が起き、少なくとも52人が死亡。12月には南部ジャロカティの川でフェリーが炎上し、少なくとも38人の死者が出た。

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