「サル痘」感染、疑い例も含め12カ国で100件超 WHO発表

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「サル痘」の感染は21日までに、疑い例も含め世界12カ国で計100件あまり報告されている/Christine Uyanik/Reuters

「サル痘」の感染は21日までに、疑い例も含め世界12カ国で計100件あまり報告されている/Christine Uyanik/Reuters

(CNN) 世界保健機関(WHO)は天然痘に似た症状が出るウイルス性疾患「サル痘」の感染が、疑い例も含めて世界で計100件あまり報告されていると発表した。

WHOによると、21日までに92人の感染が確認され、28人が疑い例として報告された。

感染者が確認されたのは英国、フランス、ドイツなど欧州の9カ国と米国、カナダ、オーストラリアの計12カ国。それぞれ1~5人の患者が見つかった。

WHOは、今後さらに調査対象の国を拡大すれば、新たな症例が見つかるとの見通しを示した。

米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策調整官、アシシュ・ジャー氏も米ABCテレビとのインタビューで、米国内で数日のうちに少数の新たな感染者が見つかっても不思議ではないと述べた。

同氏は、ウイルスの正体は分かっていてワクチンや治療薬もあり、感染力も新型コロナより小さいと強調したうえで、引き続き慎重に状況を監視し、拡大防止と感染者のケアに努める方針を示した。

バイデン米大統領は22日、訪問先の韓国でCNNに、対策を検討中だが「だれもが注意すべきこと」だと語った。

専門家らによると、サル痘は傷口や飛沫(ひまつ)、体液などを通して感染し、インフルエンザのような症状に続いて顔や体に発疹を認めることが多い。ウイルスは天然痘と同じ系統で、一部の天然痘ワクチンに予防効果があると報告されている。

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