サウジ主導連合軍とフーシ、イエメン停戦で合意

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機関銃を設置した車両に乗る反政府組織フーシの兵士/MOHAMMED HUWAIS/AFP via Getty Images

機関銃を設置した車両に乗る反政府組織フーシの兵士/MOHAMMED HUWAIS/AFP via Getty Images

(CNN) 2015年から続くイエメン内戦で、サウジアラビア主導の連合軍とイランを後ろ盾とする反政府組織フーシは1日、2カ月間の停戦で合意した。長引く紛争の終結に向けた重要な一歩となる。

イエメン全土で一斉に敵対行為が停止するのは、16年の和平協議のとき以来。

国連のグテーレス事務総長は停戦を歓迎し、内戦が世界最悪規模の人道危機を引き起こしたと指摘した。

イエメン内戦では数万人が死亡し、数百万人が飢餓寸前の状況に追い込まれた。

グテーレス氏は今回、イエメン政府とサウジ主導連合軍、フーシが国境をまたいだ攻撃を含む2カ月の停戦で合意したことを称賛している。

グランドバーグ国連イエメン担当特使は声明で、紛争当事者がイエメン国内や国境をまたいだ陸海空の攻勢を停止することを受け入れたと説明。西部ホデイダ港への燃料船の入港や、首都サヌアの空港から地域内の所定の目的地に向かう商用便の運航などについても合意したと明らかにした。

グランドバーグ氏によると、停戦は当事者の合意があれば2カ月の期間が過ぎた後も延長可能。

国際的に承認されたイエメンの政府のムバラク外相は同日、捕虜の解放やサヌア空港の開放、ホデイダ港への石油船の入港許可に向けた措置を取ると表明した。同政府はサウジを後ろ盾とする。

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