バイデン氏、首脳会合後に会見 「プーチン氏を止める」方策に言及

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NATO本部で記者会見を行うバイデン米大統領=24日/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images

NATO本部で記者会見を行うバイデン米大統領=24日/Brendan Smialowski/AFP/Getty Images

(CNN) バイデン米大統領は24日、北大西洋条約機構(NATO)や欧州理事会、主要7カ国(G7)の首脳会合に参加した後、ベルギー・ブリュッセルのNATO本部で記者会見を行った。主要国の首脳らはロシアのウクライナ侵攻への対応で足並みをそろえようと試みている。

バイデン氏はNATOの結束や、ロシアのプーチン大統領が化学兵器を使用する可能性、今回の紛争における中国の役割に言及した。

バイデン氏は記者団に対し、「NATOが今日ほど団結していたことはない」と発言。ウクライナ侵攻の結果、プーチン氏は自身が意図していたものとは正反対の状況に直面していると指摘した。

ロシアが化学兵器を使用する可能性については、「我々は対応する」と述べるにとどめた。詳細は明らかにせず、「対応の性質は(化学兵器の)使用の性質による」とした。

中国がロシアを支援する可能性に関しては、先週この件について習近平(シーチンピン)国家主席と「非常に率直な会話をした」と明らかにした。習氏に対して「脅しはかけなかった」ものの、「(習氏は)ロシアを支援すればどのような結果になるかを理解した」と明言した。

バイデン氏はロシアの侵攻をきっかけに世界的な食糧不足が起きる可能性にも言及。集まった首脳らがこの問題について議論したことを明かした。ウクライナとロシアを欧州の「穀倉地帯」と呼び、食糧不足は「現実」のものなるだろうと指摘した。

難民問題については、訪欧中にウクライナ難民のもとを訪れたいとの考えを示した。自身が政治家としてのキャリアを通じて頻繁に難民を訪問してきたことに触れ、そうした状況は「壊滅的」と形容した。

バイデン氏は「制裁は決して抑止にならない」としつつも、プーチン氏により大きな痛みを与えること、現在の取り組みを持続することが最終的に「彼を止めるもの」になると述べた。

またG20からロシアを排除すべきとの考えを示し、「私の答えはイエスだ」と端的に述べた。

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