プーチン氏、ウクライナでの戦いは「計画通り進行」 他国の分析と相違

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プーチン大統領が安全保障会議のメンバーとオンラインで会合=3日/Andrey Gorshkov/Sputnik/AP

プーチン大統領が安全保障会議のメンバーとオンラインで会合=3日/Andrey Gorshkov/Sputnik/AP

(CNN) ロシアのプーチン大統領は3日、国営テレビで放映された安全保障会議で、ウクライナでの戦争は「計画通り進んでいる」と発言した。ただ、他国の防衛分析では異なる見解が示されている。

プーチン氏はウクライナ侵攻を指すクレムリン(ロシア大統領府)のえん曲表現を用い、「ウクライナでの特別軍事作戦はスケジュールに厳密に従って計画通り進んでいる」と発言。「すべての任務が成功裏に実施されている」とも述べた。

ただ、各種の防衛分析では、ロシアがウクライナ軍から「予想より強固」な抵抗に遭っていることが示されている。

英国防省によると、ウクライナ首都キエフへの攻撃に備えているとみられる約64キロの車列は同市まで30キロ超の位置で立ち往生している様子で、過去3日間は「目に見える前進」をほとんどしていない。

プーチン氏の発言では侵攻に参加したロシア兵の勇敢さを称賛したが、侵攻は予想以上の抵抗に遭っている。

米国防当局高官によると、ウクライナの空軍や防空システムが同国上空の制空権をめぐる戦いを続けるなか、ロシアはいまだ制空権を確立できていない状況だ。

プーチン氏は今回、民主的に選ばれたウクライナの政府を「ナチス」や「ファシスト」の政権と位置づける根拠のない主張を再び繰り返した。ウクライナのゼレンスキー大統領がユダヤ系であることを特に踏まえ、こうした表現には国際的な非難が寄せられている。

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