バークシャー、4~6月期の営業利益3.8%減 バフェット氏退任表明後初の決算

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ネブラスカ州オマハで開催されたバークシャーの年次株主総会に出席したバフェット氏=5月3日/ Scott Morgan/Reuters

ネブラスカ州オマハで開催されたバークシャーの年次株主総会に出席したバフェット氏=5月3日/ Scott Morgan/Reuters

(CNN) 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(94)率いるバークシャー・ハサウェイは2日、2025年4~6月期の決算報告を行い、営業利益が前年同期比3.79%減となったことを明らかにした。

バフェット氏は先ごろ、最高経営責任者(CEO)を今年末に退任する意向を表明。後継者としてバークシャーの非保険部門担当副会長を務めるグレッグ・アベル氏を指名した。バークシャーの決算報告はこれ以降で初となる。

バークシャーの今年上半期の営業利益は208億ドル(約3兆666億円)で、前年同期比8.8%減だった。4~6月期の営業利益は111億6000万ドルとなり、前年同期の116億ドルから減少した。

4~6月期の純利益は約123億7000万ドル。これは前年同期比59%減となっている。

バークシャーの保険引き受け事業の税引前利益は25億3000万ドルで、前年同期の28億4000万ドルから11%近く減少した。

5月から7月にかけて、バークシャーの現金保有残高は3440億ドルに減少した。5月3日に開催された年次株主総会の時点では約3470億ドルの現金を保有していた。

バークシャーはこの日、米食品大手クラフト・ハインツの保有株で38億ドルの損失を計上したことも公表。バフェット氏は2019年、CNBCの番組でクラフト・ハインツへの投資に触れ、「いくつかの点で間違っていた」と語っていた。

トランプ米大統領の関税政策については、先行きの不透明感を高める要因になっていると改めて警鐘を鳴らした。米国の貿易相手国に対する新たな関税率が今月1日に発表され、トランプ氏の貿易戦争は一段とエスカレートしている。新関税率は7日から発効する。

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