ライブ配信中の元妻に火を付け殺害、元夫に死刑判決 中国

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ライブ配信中の元妻に火を付けて殺害した被告に死刑判決が言い渡された/From Douyin

ライブ配信中の元妻に火を付けて殺害した被告に死刑判決が言い渡された/From Douyin

香港(CNN) 中国の裁判所は14日、インターネット上のフォロワー向けにライブ配信を行っていた元妻に火を付け殺害したとして、元夫に死刑判決を言い渡した。中国で全国的な注目を集めていた殺人事件が終結した形となった。

被害者の拉姆さん(30)は四川省チベット族自治州の農家で、地元からライブ動画の配信を行っていた。昨年9月に自身の動画を配信していたところ、男が押し入り、拉姆さんにガソリンをかけて火を付けた。拉姆さんは2週間後に亡くなった。

元夫の唐路被告はその直後に逮捕された。国営中国中央テレビ(CCTV)によると、被告は今回、殺人罪で有罪を言い渡され、死刑と賠償金の支払いを命じられている。

裁判所は被告の犯行を「極めて残忍」と形容し、「重罰に値する」との判断を示した。

CCTVによると、唐被告は以前から拉姆さんを身体的に虐待しており、2020年6月に離婚するまで何度も殴ったとされる。離婚後、被告は繰り返し拉姆さんを探し出して再婚を申し込んだものの拒絶され、殺害に及んだ。

この事件は国内外のメディアで広く報じられ、拉姆さんのむごたらしい最期に注目が集まっていた。また中国の女性と暴力に関する問題一般についても議論が起こり、SNSでは、被害者の保護に失敗する一方、虐待犯は容易に許される法制度の現状をめぐり激しい議論が交わされた。

活動家などによると、問題の一因は、家庭内の争いは家族の私的な問題だという考えが根強いことにある。中国では01年に婚姻法が改正されるまで、虐待が離婚事由になるとは考えられていなかった。

中国が家庭内暴力(DV)を禁止する初の全国的な法律を制定したのは15年。DVを初めて定義したこの画期的な法律には、身体的暴力だけでなく精神的虐待に関する規定も盛り込まれた。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]