トルクメニスタン、コロナ感染者ゼロを主張 活動家らは虚偽と指摘

マスクをして首都アシガバートを歩くトルクメニスタンの女性/STR/AFP/Getty Images

マスクをして首都アシガバートを歩くトルクメニスタンの女性/STR/AFP/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まってから2年近く。中央アジアのトルクメニスタンではまだ1人の感染者も確認されていない。少なくとも閉ざされた独裁体制を敷く同国の政府はそう主張している。

旧ソ連を構成していたトルクメニスタンの人口は約600万人。米ジョンズ・ホプキンス大学と世界保健機関(WHO)の集計したデータによれば、同国は現時点で新型コロナの感染者が1人も報告されていない5カ国の一つとなっている。他の4カ国は太平洋の隔絶された3つの島国と北朝鮮だ。

抑圧的な方針で知られるトルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領は、2006年から政権の座に就く。国内で新型コロナ感染者が出たという報道を「フェイク」と一蹴し、21日の演説では国連に対してパンデミック対応を「政治化」するべきではないと述べた。

しかし国外の独立した団体やジャーナリスト、活動家らは、トルクメニスタンで感染の第3波が猛威を振るっていると主張。医療が逼迫(ひっぱく)し、数十人の死者が出たとしている。さらに大統領について、命にかかわるウイルスの脅威を過小評価することで自身の世間的なイメージの維持を図っていると警告する。

トルクメニスタンから亡命し、オランダを拠点とした独立系報道機関「トルクメン・ニュース」の編集に携わるルスラン・トルクメン氏は、トルクメニスタン国内で死亡した感染者60人超の氏名を個人的に入手したと説明。その中には教師やアーティスト、医師も含まれているという。

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