米FDA、ファイザー製ワクチンのブースター接種承認 高齢者など対象

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ニューオーリーンズのドライブスルー方式の接種会場でファイザー製ワクチンの接種準備をする州兵=8月24日/Bryan Tarnowski/Bloomberg/Getty Images

ニューオーリーンズのドライブスルー方式の接種会場でファイザー製ワクチンの接種準備をする州兵=8月24日/Bryan Tarnowski/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は22日、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンのブースター(追加)接種について、65歳以上の高齢者などを対象とする緊急使用許可(EUA)を認めると発表した。

FDAによると、ブースター接種が認められるのは65歳以上の高齢者や重症化リスクのある人のほか、職業上、感染の危険がある医療従事者や教員、介護施設職員、食料品店の店員、ホームレス施設や刑務所にいる人々など。

ウッドコックFDA長官代行は「科学的根拠を総合的に検討し、独立した外部の専門家で構成する諮問委員会の勧告を経て、ファイザー・ビオンテックの新型コロナウイルスワクチンに関するEUAを改訂し、特定層を対象とするブースター接種を認めることにした」との声明を発表した。

ファイザー製ワクチンのブースター接種についてはFDAのワクチン諮問委員会が17日、65歳以上の高齢者や重症化リスクのある人を対象に、2回目の接種から半年以上が経過した後に接種を行う緊急使用許可を全会一致で勧告していた。

ファイザーはFDAに対し、16歳以上の全員を対象として、2回目の接種から半年が経過した後のブースター接種を認めるよう求めていた。ファイザーは、半年たつと免疫力が低下し始め、ブースター接種で免疫力が回復することを裏付ける十分な証拠があると主張していた。

米疾病対策センター(CDC)のワクチン諮問員会もブースター接種について検討しており、23日の会合でFDAの決定に関する対応を協議する。ブースター接種を正式に開始するためにはCDCが承認する必要がある。同委員会が勧告の内容を修正する可能性もある。

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