豪シドニーに軍要員を追加投入、デルタ株拡大で州全体がロックダウン
豪国防省は13日、シドニー近郊に展開する軍部隊を増員するよう要請があったことを明らかにした。同市ではもともと500人あまりがホテルや空港での監視などで警察を支援していたが、16日からはさらに200人が追加される。
ベレジクリアン氏によると、これは16日からの「ステイ・アット・ホーム」作戦の一環。住民に自宅から5キロの圏内にとどまるよう求め、自宅待機に違反したり、規制免除や接触追跡で虚偽の申告をしたりした場合の罰金を5000豪ドル(約40万円)に引き上げる。
同国では現在、ほかの主要都市を含めて人口全体の約4割がロックダウンの対象となっている。これまでにワクチン接種を完了した人は2割弱にとどまり、モリソン首相の対応の遅れが批判されている。