富裕国にブースター抑制要請、ワクチン調達不均衡で WHO

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(CNN) 世界保健機関(WHO)は15日までに、新型コロナウイルスのワクチンで2回目や3回目の追加接種で免疫を高める「ブースター」の選択肢に関連し、富裕国に対し他国が国民の1回目の接種分の確保に努めているなかで推進すべきではないとの考えを示した。

WHOのテドロス事務局長は会見で、一部の国・地域はブースター用の数百万回分を実際に注文しているとの現状に言及。

ブースターの接種分を接種率が比較的高い諸国へ供給するより、国際的なワクチン共同調達の枠組み「COVAX(コバックス)」やアフリカ諸国のワクチン調達組織、接種率が低い低所得国や中所得国へ回す必要があると強調した。

また、ワクチン入手の状況について二重構造になっている危険な段階にあるとも指摘した。

WHOで緊急事態対応部門を統括するマイケル・ライアン氏も事務局長の主張に同調。コロナ禍は世界的な危機との認識のなかで優先課題を決める必要があると強調。「一部の人々は自分のケーキを食べたがり、さらなる分を欲し、また食べたがっている」とも形容した。

WHOの内部分析によると、一部の高所得国あるいは中所得国がブースター用の入手に動いた場合、50歳以上の国民の需要を満たすために8億回分以上のワクチンが必要となる。

コロナワクチンを共同開発した米製薬大手ファイザーと独バイオ企業ビオンテックは先週、接種を受けた人間の免疫機能が弱まっていることが判明したとし、ウイルス変異株に有効なワクチンの開発努力を加速していると表明。

ただ、米食品医薬品局(FDA)と米疾病対策センター(CDC)は米国民は現段階でブースターを必要としていないとの見解を示していた。

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