生理用品も安全な場所もなく、社会から排除も 世界の女性が今も直面する現実

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布製で再利用可能な生理用ナプキンを縫製する女性(=ネパール、カトマンズ)/Skanda Gautam/Zuma

布製で再利用可能な生理用ナプキンを縫製する女性(=ネパール、カトマンズ)/Skanda Gautam/Zuma

(CNN) 途上国では今もなお生理用品を入手できない女性が多数く、月経中は社会から締め出されるなどして人生の機会を逸している――。ユニセフと世界保健機関(WHO)が1日に発表した報告書で、世界の多くの国で今も月経がタブー視されている現実が浮き彫りになった。

それによると、生理中に適切な生理用品を使用できず、感染症など健康問題のリスクにさらされている女性の割合は、エチオピアとサモア、ラオスで約5人中1人、ニジェールとブルキナファソでは約7人中1人に上った。

ニジェールの女性は半数が、月経中に着替えたり洗ったりできるプライベートな場所がないと回答した。

残るナイジェリア、ブルキナファソ、ラオス、コートジボワール、エチオピアの5カ国でも、地方に住む女性のうち少なくとも5人に1人が、プライベートな場所がないと答えている。

エチオピアでは、洗ったり着替えたりするためのプライベートな場所があるという回答が3分の2を占めたものの、その場所が清潔で安全だという回答は38~40%にとどまった。

何百万人もの女性にとって、月経に対応できるプライベートな場所は自宅しかなく、それが人生の機会の逸失につながっている。

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