「今は現実を直視する時」 WHOが対策呼び掛け

世界保健機関(WHO)の専門家マリア・バンケルコフ氏/World Health Organization

世界保健機関(WHO)の専門家マリア・バンケルコフ氏/World Health Organization

(CNN) 新型コロナウイルス感染拡大が続くなかで各国が対策緩和に動いている状況について、世界保健機関(WHO)の疫学者、マリア・バンケルコフ氏は12日、「今はだれもが現実を直視すべき時だ」と訴えた。

バンケルコフ氏は、世界で先週も440万人の感染が確認されたと指摘。「パンデミックがすでに16カ月も続き、効果的な対策が分かっている時に、こんな状況はだれも望んでいない」と述べ、自分たちが何をしなければならないかという現実を直視するべきだと呼び掛けた。

特にアジアや中東の一部で感染者が急増している。WHOのテドロス事務局長は「公共保健政策の混乱と気の緩み、一貫性のなさが主な原因」との見解を示した。

テドロス氏は、世界ですでに7億8000万回を超えるワクチンが接種されたとしたうえで、有効な対策はほかにもあると強調。マスク着用や対人距離の確保、換気、手指の消毒、監視と検査、追跡、隔離が感染を止め、命を救うと主張した。

中東で感染者と死者が最も多いイランの保健省は先週、感染の第4波に入ったと宣言した。感染者の累計は200万人を超え、4200人が集中治療室(ICU)に収容されている。政府は10日、国内の大部分を対象に10日間のロックダウン(都市封鎖)を発表した。

ブラジルでは特にサンパウロ州とリオデジャネイロ市で多くの死者が出ているが、どちらも12日、ロックダウン措置の緩和を発表している。

一方、英国ではすでにワクチン接種が4000万回に迫り、まもなく50歳未満の成人まで対象が拡大される。イングランドでは12日からロックダウンが大きく緩和され、飲食店も屋外の営業を再開した。

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