ハリケーン「エタ」に続き「シータ」発生、シーズン29個目の新記録

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中米と米フロリダ州に上陸して被害をもたらした「エタ」に続き、観測史上最多となる29個目の「シータ」が発生した/Yoseph Amaya/Getty Images

中米と米フロリダ州に上陸して被害をもたらした「エタ」に続き、観測史上最多となる29個目の「シータ」が発生した/Yoseph Amaya/Getty Images

(CNN) 中米と米フロリダ州に上陸して大きな被害をもたらしたハリケーン「エタ」に続き、大西洋上で9日夜、亜熱帯低気圧「シータ」が発生した。今シーズンの発生数は過去最多の29個に達した。

ハリケーンや暴風をともなう熱帯低気圧、亜熱帯低気圧には毎年、アルファベット順に人名を付けるが、シーズンごとに用意されている21個の名前が全て使われた後はギリシャ文字で呼ぶことになっている。ギリシャ文字で8番目のシータに到達するのは観測史上、初めての事態だ。

米国立ハリケーンセンターによると、シータは海上を東へ進んだまま消滅する見通し。警報や注意報は出ていない。

一方、28個目のエタは8日深夜にフロリダ州南端の島に上陸し、州南部一帯に豪雨をもたらしてメキシコ湾へ抜けた。9日夜になっても1万3000世帯近くで停電が続いた。

米国に今シーズン上陸したハリケーンや命名された低気圧はこれで12個と、1916年に記録した史上最多の9個を大きく上回った。

エタは先週、5段階の上から2番目に当たる「カテゴリー4」の勢力で中米を直撃し、8日午前にはキューバに再上陸していた。

ホンジュラスでは38人が死亡、8人が依然として行方不明。6万人あまりが避難している。

グアテマラ当局は7日、中部の村で起きた土砂崩れなどで116人が行方不明になっていると発表した。

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