イラク・クルド人自治区の米軍駐留基地にロケット弾攻撃 シーア派民兵か

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イラク北部のアルビル国際空港近くに6発のロケットが発射された/Safin Hamed/AFP/Getty Images

イラク北部のアルビル国際空港近くに6発のロケットが発射された/Safin Hamed/AFP/Getty Images

(CNN) イラク北部クルド人自治区のアルビル国際空港付近で9月30日、米軍が駐留する基地の内外にロケット弾計6発が撃ち込まれた。自治政府の内務省が発表した。

事情を直接知る米国防当局者が最新情報としてCNNに語ったところによると、米軍部隊が駐留する基地の中に3発、その近くにもさらに3発が撃ち込まれた。

米軍要員のけがや施設の損傷は報告されていない。通常より大型のロケット弾が使われたとの未確認情報もある。

自治政府内務省によると、ロケット弾はイスラム教シーア派民兵組織の支配下にある地区から発射されたとみられ、人けのない区域に着弾した。

イラク国防省は「テロ集団が複数のミサイルでアルビルを攻撃した」との声明を発表。発射された地区の治安責任者を拘束するよう指示し、ただちに捜査を始めたことを明らかにした。

自治政府のバルザニ首相は攻撃を強く非難し、断固とした対応を取るとツイートした。

イラク中央政府の副首相を務めたゼバリ氏はツイッター上で、首都バグダッドの米大使館を攻撃しているのと同じ集団による犯行との見方を示した。

CNNは29日、トランプ米政権がイラク当局に対し、イランの支援を受ける民兵組織による米当局者らへの攻撃が抑えられなければ大使館を閉鎖するとの警告を発したと伝えていた。

米軍が今年1月、バグダッドでイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害してから、イラクの親イラン派民兵組織は米軍関連施設への攻撃を強めている。

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