欧州の状況は「極めて深刻」、再び感染が急拡大 WHO

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各国政府はこれまでロックダウンの緩和や経済活動の再開に踏み切ってきた。しかし現在は、これ以上の感染拡大を食い止めるための対策を急いでいる。

フランスではパリ、ボルドー、マルセーユなどの大都市で、この数日の間に新型コロナウイルス感染症の入院者数が急増。1日当たりの新規の症例数は、先の週末で初めて1万人を超えた。

英国、ドイツ、スペイン、イタリアでも症例数は増えている。

英イングランドでは今週から新しい規制が導入され、6人を超える集まりは屋内、屋外を問わず禁止になった。スコットランドとウェールズも、他人との距離を置くソーシャル・ディスタンシング規制を強化している。

マット・ハンコック英保健相は17日の議会で、感染率の急増が懸念されるとして、イングランド北東部の規制を18日からさらに厳格化すると発表した。家庭外での社交活動を禁止するほか、飲食店や娯楽施設には午後10時閉店を義務付ける。

スペインの首都マドリードは、新たな新型コロナ対策を18日に発表する。

ドイツは南部バイエルン州のスキー場周辺で症例数が急増したことを受け、新たな規制を導入した。

オーストリアのセバスティアン・クルツ首相は13日、「我々は第2波の始まりにいる」とツイートし、「秋から冬にかけては困難な月になる。感染者数は日々増加している」とした。

感染の第1波はほとんど免れることができたギリシャやクロアチアなどの国でも、欧州域内の国境を越えた移動が6月に再開されたことを受けて夏の休暇の旅行者が訪れ、8月に入って症例数が急増している。

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