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全裸にマスクのみ着用、220人が集団ヌード撮影 英ロンドン

英ロンドン北部の公園で集団ヌード写真の撮影会が行われた

英ロンドン北部の公園で集団ヌード写真の撮影会が行われた/Sky Arts

英ロンドン北部の公園で集団ヌード写真の撮影会が行われ、約220人のボランティアが白いマスクだけを着けた全裸姿で集合した。

今回の撮影会は、集団ヌード撮影で知られるニューヨークの写真家スペンサー・チュニック氏が、芸術イベントとして企画した。12日にロンドン北部のアレクサンドラ宮殿前に集まったボランティアは、他人との距離を置くソーシャル・ディスタンシング規定に従って互いに1メートル以上の間隔を空け、集団でポーズを取っていた。

約220人が白いフェイスマスクを身に着けて撮影に臨んだ/Spencer Tunick for Sky Arts
約220人が白いフェイスマスクを身に着けて撮影に臨んだ/Spencer Tunick for Sky Arts

主催者によると、参加者については事前に検温などの検査を行った。英国内で芸術作品のために大勢の人が集まる本格的なイベントの開催は、3月のロックダウン(都市封鎖)以来初めてだという。

「大勢の人が密集して肩と肩、肌と肌が触れ合う現実は、今のところは過去のものになったのかもしれない。だが、その自然なつながりを求める欲求は今もそこにあり、恐らくこれまで以上に高まっている」。チュニック氏はそんな声明を発表した。

チュニック氏はロックダウンが続く間も、ビデオ会議を使ってマスクのみを着けた参加者のヌード写真を撮影していた。

英ロンドンのアレクサンドラ宮殿前で行われた撮影会/Sky Arts
英ロンドンのアレクサンドラ宮殿前で行われた撮影会/Sky Arts

チュニック氏は世界各地で集合ヌード写真の撮影会を行っており、これまでに参加したボランティアは1万8000人に上ると伝えられている。

同氏のかつてのヌード芸術は抗議の一形態と位置付けていたが、今回のロンドンの撮影会は「参加と自由」の記念イベントと形容している。

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