台湾、WHO参加で中国の条件拒否 「一つの中国」同意で

台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統/SAM YEH/AFP/AFP via Getty Images

台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統/SAM YEH/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) 台湾の陳時中・衛生福利部長(衛生相)は15日、台湾の世界保健機関(WHO)加盟で中国が条件として突き付けている「一つの中国」の原則への同意を拒絶する考えを示した。

同部長は「一つの中国」の原則に触れ、「存在していない事柄を受け入れるわけにはいかない」と述べた。

中国外務省は14日、来週に開催予定のWHO総会に台湾をオブザーバーとして招く他国による「いわゆる提案」への反対を表明。「台湾の参加問題に関する協議を主張する諸国はWHO総会の深刻な妨害や世界規模の疾病への協力態勢を損ねることを求めているだけだ」と主張した。

中国はこれまで台湾が中国の一部に属することを認めていないとし台湾の国際機関への参加を阻止し続けてきた。

一方で、台湾当局者などはWHOからの台湾の締め出しは2003年に流行した「SARS(重症急性呼吸器症候群)」や今回の新型コロナ危機で防疫対策に否定的影響を及ぼしたと反論していた。

今回のWHO総会への台湾のオブザーバー参加については、米国や日本、ニュージーランドが支持を表明している。

台湾は2009~16年にはWHOにオブザーバーとして加わっていた。中国寄りの姿勢を示す国民党が政権を握っていた時期に符合する。しかし、台湾独立の主張もにじませる民進党が与党になった16年以降、中国との関係がきしみ始めオブザーバー資格も失っていた。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]