アマゾンの森林破壊が加速、過去11年で最悪のペース

今年8月に発生した火事の上空からの様子=ポルト・ヴェーリョ/Victor Moriyama/Getty Images

今年8月に発生した火事の上空からの様子=ポルト・ヴェーリョ/Victor Moriyama/Getty Images

(CNN) 南米ブラジルでアマゾン熱帯雨林の破壊が加速し、11年ぶりのペースになっていることが19日までにわかった。政府発表のデータで明らかになった。

ブラジルの国立宇宙研究所(INPE)が、人工衛星による森林破壊監視プロジェクトの観測結果として発表した。

それによると、「法定アマゾン地域」の9州で今年7月までの1年間に失われた森林の面積は約9762平方キロと、前年同期を29.5%も上回り、2008年以降で最も高い率となった。

衛星から観測された火災の件数も、08年以降で最も多かった。

ブラジルで今年1月に就任したボルソナーロ大統領は森林保護に消極的な姿勢で知られ、8月には主要7カ国(G7)が申し出た森林火災対策への支援を拒否した。

同国の環境保護団体、オブセルバトリオ・ド・クリマ(気候監視団)は今年のデータについて、ボルソナーロ氏の政策が直接もたらした結果だと述べた。

これに対してサレス環境相は、違法な牧畜や農業、伐採、採掘などの活動が原因だと主張。森林破壊を食い止めるには「代わりになる持続可能な生計手段」が必要だと強調した。

INPEは20日に会合を開き、森林破壊に立ち向かうための戦略を話し合うことになっている。

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