高速道路の最高速度、気候変動対策で引き下げへ オランダ

オランダ・アムステルダムにあるスウェーデンのエネルギー大手、バッテンフォール本社への入館を防ぐ環境活動家の手=2019年10月8日/Robin Van Lonkhuijsen/AFP via Getty Images

オランダ・アムステルダムにあるスウェーデンのエネルギー大手、バッテンフォール本社への入館を防ぐ環境活動家の手=2019年10月8日/Robin Van Lonkhuijsen/AFP via Getty Images

(CNN) オランダ政府は16日までに、気候変動対策の一環として高速道路を日中に走行する際の最高速度を現在の時速130キロから100キロに引き下げるなどの施策を発表した。

ただ、夜間は現行のままとする。施策は出来るだけ早期の実施を見込む。日中の最高速度100キロの制限は欧州では最も低速の水準となる。隣国ドイツの高速道路の一部では走行速度に一切の制限がない。

オランダの裁判所は昨年、政府に対しガス排出量の削減を図る緊急措置の発動を指示。また、2020年の排出量を1990年比で少なくとも25%減らすようにも要請。政府はこれを受け、多数の大規模な建設事業の中断にも踏み切っていた。

ただ、新たな速度制限などに対してはオランダの農業従事者の反発が強く、抗議活動も数カ月間続いていた。政府は気候変動の責任を農民に不公平に押し付けていると批判している。

今回の施策には窒素公害の縮小や家畜用飼料の変更を通じた農業分野でのガス排出量対策のための措置も盛り込まれた。

オランダの国土の多くは海抜より低いため、同国は気候変動の悪影響に特にさらされやすい。

専門家は以前、公害対策として車両のより低い速度制限の導入を求めてもいた。欧州環境機関(EEA)の研究結果によると、高速道路の最高速度制限を時速120キロから110キロに落とした場合、燃料消費量を最大で18%減らす効果が見込める。ただ、この計算方法は速度制限を順守するドライバーたちの円滑な走行の流れを条件づけていた。

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