コンゴの「ターミネーター」に禁錮30年、 戦争犯罪と人道への罪で

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
国際刑事裁判所(ICC)はボスコ・ヌタガンダ被告に対し、禁錮30年の判決を言い渡した/PETER DEJONG/AFP/ANP/AFP via Getty Images

国際刑事裁判所(ICC)はボスコ・ヌタガンダ被告に対し、禁錮30年の判決を言い渡した/PETER DEJONG/AFP/ANP/AFP via Getty Images

(CNN) 国際刑事裁判所(ICC)は8日までに、コンゴ民主共和国の反政府勢力を率い「ターミネーター」の異名をとったボスコ・ヌタガンダ被告に対し、禁錮30年の判決を言い渡した。同被告は戦争犯罪などで有罪判決を受けていた。

ヌタガンダ被告は今年7月、戦争犯罪13件と人道に対する罪5件で有罪判決を受けた。コンゴで2002年から03年にかけ、殺人や強姦(ごうかん)、性奴隷化、少年兵の徴募、市民への襲撃や略奪などにかかわったとされる。

禁錮30年はICCが言い渡した刑期の中で最長。性奴隷化で有罪となるのもヌタガンダ被告が初めてだ。

ICCの声明によれば判決は全員一致で確定した。被告が拘留中だった13年3月22日から19年11月7日までは刑期から差し引かれる。

ヌタガンダ被告は複数の反政府勢力で戦闘に加わった後、コンゴ軍の将軍に就任。ICCは06年に同被告への逮捕状を出した。同被告は13年にルワンダの米国大使館へ出頭し、2年後に裁判が始まっていた。

「人道危機」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]