インドネシアで学生らがデモ 刑法改正案に抗議

議会前で物を投げる抗議デモ隊。警官隊は放水銃を使用=24日、ジャカルタ/Tatan Syuflana/AP

議会前で物を投げる抗議デモ隊。警官隊は放水銃を使用=24日、ジャカルタ/Tatan Syuflana/AP

(CNN) インドネシアの首都ジャカルタなど各地で24日、刑法改正案などに抗議するデモがあり、警官隊が催涙ガスなどで鎮圧を図った。

ジャカルタのデモは23日に続いて2日目。参加者らは国会議事堂前に集まり、政府に刑法改正案の撤回を求めた。

国営メディアによると、議事堂には推定1万8000人の警官が出動。デモ隊を解散させようと催涙ガスを発射し、放水銃を配備した。

機動隊に石を投げるデモ隊。後ろではゲートが燃えている=24日、ジャカルタ/Achmad Ibrahim/AP
機動隊に石を投げるデモ隊。後ろではゲートが燃えている=24日、ジャカルタ/Achmad Ibrahim/AP

国内各地の大学でも同様のデモが実施された。南スラウェシ州では警官隊が催涙ガスを使い、学生らを警棒で殴る場面もあった。

刑法改正案は、結婚相手以外との性交渉や同性愛関係を事実上禁止し、大統領を侮辱した者や人工妊娠中絶を手助けした者を厳しく処罰する内容。人権団体などから、国民の自由が侵害されるとの非難が集中している。

これに対して政府は、オランダの植民地だった時代の古い刑法を現代の国民生活に合わせるための改正だと説明してきた。

改正案は今週にも成立する見通しだったが、ジョコ大統領が20日、見直しを指示。24日の国会で採決が延期されたものの、来月初めに発足する新国会が審議を引き継ぐ可能性もある。

国会では先週、独立機関の汚職撲滅委員会(KPK)を政府の管理下に置く新法も可決された。デモ隊はKPKが弱体化するとして、この法律の撤回も要求している。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]