拉致された生徒78人解放、校長と教員は依然拘束 カメルーン

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北西州バメンダにある中学校が5日に武装集団に襲撃された/Google Maps

北西州バメンダにある中学校が5日に武装集団に襲撃された/Google Maps

(CNN) アフリカ中部カメルーン北西州の学校が武装集団に襲撃されて生徒や教員が誘拐された事件で、7日までに生徒78人が解放された。しかし校長と教員1人は戻っておらず、解放に向けた取り組みが続いている。学校や軍の関係者がCNNに明らかにした。

この事件では、北西州バメンダにある中学校が5日に武装集団に襲撃され、女子生徒42人と男子生徒36人、校長、教員1人、運転手が連れ去られた。女子生徒1人は脱出して無事だった。

同校の教員によると、生徒78人と運転手は6日に解放され、学校へ戻った。その後、軍のトラックで知事公舎へ連れて行かれたという。

一方、交渉を仲介している現地の長老派教会によると、校長と教員は拘束されたままになっている。

さらに、事件後に治安当局者が同校を訪れ、尋問のために教頭や職員を連れて行ったという。この2人もまだ解放されていないといい「なぜ解放されないのか分からない」と教会関係者は話している。

今回の事件に関する犯行声明は出されていない。しかし軍の広報は、分離独立を求める英語圏の武装集団が関与していることは間違いないとの見方を示した。

これに対して「アンバゾニア防衛軍」など分離独立派の2集団は事件への関与を否定。アンバゾニアの広報は、ビヤ大統領の就任式から注意をそらすことを狙った戦術として、政府軍が生徒たちを拉致したと主張している。

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