伊ギャング11人を保険金詐欺で逮捕、加入者の手足折り交通事故装う

自動車事故を装う保険金詐欺の疑いでシチリア島のギャング団のメンバーが逮捕された/Palermo police

自動車事故を装う保険金詐欺の疑いでシチリア島のギャング団のメンバーが逮捕された/Palermo police

(CNN) 伊シチリア島の警察は10日までに、保険金詐欺にかかわった疑いで犯罪組織のメンバー11人を逮捕した。薬物中毒などの問題を抱えた人たちを保険に加入させ、あらかじめその手足を折った上で自動車事故をでっち上げるという手口で、多額の保険金をだまし取っていたという。

今回ギャングらに引き入れられ、自動車事故の被害者を装っていた人々は、薬物やアルコールへの依存、貧困、心の健康問題などを抱えた弱い立場にある若年層が大半を占めた。

CNNが入手した警察の声明によると、ギャングらは多額の保険金を支払うことを約束したうえで、20キロの鉄製の重りを使い、これらの人々の腕や脚を折っていたという。骨折させる際の痛みを和らげるため、地元の病院の看護師が職場にある麻酔を提供した疑いも浮上している。

骨折させた後は車両と目撃者を用意して、架空の自動車事故を起こす。これで10万~15万ユーロ(約1270万~1900万円)の保険金が下りた。ただ、骨折させられて車椅子や松葉づえの使用を余儀なくされた被害者には数百ユーロしか支払われなかったという。

警察幹部は地元メディアに対し、ギャング団が3カ月間で20人前後を詐欺に利用したと説明した。

2017年1月には、同様の事故を装う過程でチュニジア人の男性1人が死亡する事態が起きていた。

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