イスラエル、ガザ60日間停戦案を受け入れ ハマスは「検討中」
(CNN) イスラエルが、パレスチナ自治区ガザ地区での停戦と人質解放に関する最新の提案を受け入れたことがわかった。イスラエルの当局者は2日、更新された枠組みは戦争終結をめぐり、米国のより強い保証を与えるものだと述べた。
トランプ米大統領は1日、イスラエルがガザでの停戦を成立させるための必要な条件に同意したと明らかにしていた。イスラム組織ハマスがこの提案を受け入れるかどうかは現時点では明らかになっていない。
イスラエルのダーマー戦略相は1日、訪問先のワシントンで、今回の提案に同意した。イスラエルのサール外相も2日、エストニアでの記者会見で、イスラエルは「人質解放と停戦合意に向け真剣だ」と強調した。
米政府当局者2人は、停戦合意にはハマスの同意が必要だと指摘した。トランプ氏はSNS「トゥルース・ソーシャル」で、カタールとエジプトが最終提案を実現するだろうと述べた。
ハマスは最新案を検討中としたが、合意を受け入れるかどうかについては明言していない。
CNNは先に情報筋の話として、カタール当局が1日、イスラエルとハマス双方に60日間の停戦の新たな案を提示したと報じた。トランプ政権の後押しを受けた案で、ウィトコフ中東担当特使が数カ月にわたって調整してきた。
今回の案では、イスラエルが、米国支援のガザ人道財団(GHF)ではなく、国連が運営する従来のルートで人道支援物資を大幅に増やすことに同意したという。イスラエル当局者が明らかにした。
イスラエルのネタニヤフ首相は5日夜に閣議を開き、今回の提案について協議する。ネタニヤフ氏は7日にワシントンでトランプ大統領と会談する予定となっている。