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新たな「フェラーリ本」出版へ、特製スタンド付きの豪華版は335万円

エンジンの形状を再現したケースとスタンドが付属する究極の「フェラーリ本」が発売へ

エンジンの形状を再現したケースとスタンドが付属する究極の「フェラーリ本」が発売へ/Taschen

ドイツの出版社タッシェンが、イタリアのスーパーカー・メーカー、フェラーリの栄光の歴史をまとめた回顧本を出版する。フェラーリの創設年である1947年にちなみ、発行部数は1947部のみの限定販売。フェラーリのエンジンをデザインした豪華なケースとブックスタンドがついた特別バージョンの値段は3万ドル(約335万円)だ。

真っ赤な革表紙にフェラーリのシンボルマークの跳ね馬があしらわれたこの本は、縦約43センチ、横約32センチの大きさ。ページ数は514ページで、フェラーリの歴史を彩った名車の数々を美しい写真で振り返ることができる。

「アート・エディション」と銘打たれた250部には、アルミニウム製のケースのほか鋼鉄とクロムでつくられたブックスタンドが付属する。1部の価格は3万ドルだ。それ以外の1697部にはケースのみがついて、価格は6000ドルとなる。

スタンドにのせたケースを閉じるとフェラーリの12気筒エンジンの形状に Credit: Taschen
スタンドにのせたケースを閉じるとフェラーリの12気筒エンジンの形状に Credit: Taschen

上記のケースとスタンドを組み合わせると、フェラーリの12気筒エンジンの形状が再現される。ファンにはたまらないこの付属品のデザインを担当したのは、世界的なプロダクトデザイナーのマーク・ニューソン氏。

全ての版は、フェラーリの副会長で創業者エンツォ・フェラーリの息子として唯一存命のピエロ・フェラーリ氏の署名入り。アート・エディションには、現会長のジョン・エルカーン氏、前最高経営責任者(CEO)のセルジオ・マルキオンネ氏の署名も入る。フェラーリの親会社だったフィアット・クライスラーのCEOでもあったマルキオンネ氏は先週、66歳で死去した。

Credit: Taschen
Credit: Taschen

編集は長年にわたりフェラーリの歴史を研究してきたピノ・アリエビ氏が担当。同社のアーカイブや収集家のコレクションの中から未公開の写真やスケッチなど数百点を収録した。

本のタイトルはシンプルに「フェラーリ」。発売は今年10月の予定だ。

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