北朝鮮、標準時を韓国と統一 南北の友好姿勢続く

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北朝鮮が標準時を30分早めて韓国に合わせた

北朝鮮が標準時を30分早めて韓国に合わせた

(CNN) 北朝鮮は5日、標準時を30分早め、韓国と同じ標準時に統一した。韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が先月に首脳会談を行って以来、南北間では友好姿勢が続いている。

北朝鮮の朝鮮中央通信(KCNA)は今回の動きを「歴史的な第3回南北首脳会談以降、南北統一への取り組みを加速させる初の実行措置」と形容した。

標準時の変更は最高人民会議の政令で指示されたものだという。

KCNAによれば、北朝鮮は2015年8月15日、標準時を30分遅らせ、「平壌時間」としていた。これは日本の植民地統治からの解放70年の節目に行われたもので、植民地化以前の標準時に戻す形となっていた。

国連の国際民間航空機関(ICAO)の広報部門トップによれば、来週にはICAOのチームが北朝鮮に赴き、平壌・仁川(韓国)間の航路開設の提案について話し合う予定で、関係改善の新たなしるしとなる。

航路開設は北朝鮮が2月に要請した。韓国の航空当局者は依然、この提案を検討している状況だという。

南北の首脳は先月、朝鮮半島の平和や繁栄、統一に向けた「板門店宣言」に署名。朝鮮半島の完全な非核化や、朝鮮戦争の正式な終結に向けた誓いを盛り込んでいた。

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