アラブ連盟、ヒズボラを「テロ組織」と非難 イランとの対立姿勢鮮明に

2017.11.20 Mon posted at 13:34 JST

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(CNN) アラブ諸国で影響力を増すイランに対し、サウジアラビアが対立姿勢を強めている。19日にはサウジアラビアの働きかけで、アラブ連盟に加盟する22カ国の大多数が、イランと連携するレバノンのシーア派組織ヒズボラを「テロ組織」として非難した。

アラブ連盟の緊急外相会合は、サウジアラビアの要請によって同日エジプトのカイロで開かれた。レバノンのバシル外相は出席せず、同会合に出席したレバノン代表は最終声明に対する態度を保留した。

イラクのジャファリ外相も会合を欠席した。イランは米軍率いる有志連合と並び、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」掃討作戦におけるイラク政府への主要支援勢力となっている。

バーレーンのハリファ外相は演説の中で「ヒズボラが政府の一部となっている国、特にレバノンの責任を問いたい」と発言し、レバノンは「このテロ組織によって完全にコントロールされている」との主張を展開した。

レバノンの閣僚のうち数人は、ヒズボラの関係者が占めている。

サウジアラビアとイランの対立は、イランが後ろ盾となったイエメンの武装組織フーシが今月4日、サウジの首都リヤドの国際空港に向けて弾道ミサイル1発を発射したことを受けて激化した。サウジはこの攻撃について、ヒズボラとイランが関与したとして非難したが、両者とも関与を否定している。

19日のアラブ連盟外相会合が具体的な行動に結びつくのかどうかは不明。同連盟が採択する決議や声明は、ほとんど行動を伴わないことで知られる。ただ、アラブ連盟がヒズボラに対してこれほど強硬な姿勢を示したのは今回が初めてだった。

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