トランプ氏が訪英の延期を希望?、英報道を大統領府は否定

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トランプ米大統領(左)とメイ英首相=1月、ホワイトハウス

トランプ米大統領(左)とメイ英首相=1月、ホワイトハウス

ワシントン(CNN) 米国のドナルド・トランプ大統領が年内に予定されている英国への公式訪問について、現地での反発が予想されることなどから延期を希望していると英紙が伝えた件で、ホワイトハウスは13日までに、こうした報道を否定した。

英紙ガーディアンが英首相官邸の顧問の話として伝えたところによれば、トランプ氏と英国のテリーザ・メイ首相との間で過去数週間のうちに交わされた会話のなかで、トランプ氏は抗議デモが発生する可能性や不人気ぶりなどについて懸念を表明したという。

しかし、トランプ政権の情報筋によれば、英総選挙後に行われた会談の中では、こうした話題は話し合われなかったという。

別の政権幹部も、ガーディアン紙の報道を否定。トランプ大統領はロンドンでは人気ではないかもしれないが、そのことで動揺を示すことはないとの見方を示した。

トランプ氏の英訪問の日程は決まっていない。

英首相官邸の広報担当は、「非公開の電話会談の内容に関する憶測」についてはコメントしないとした。

トランプ大統領は今月上旬にロンドンで発生したテロ事件の後、ロンドンのカーン市長を批判するツイートをして、英政界などから批判を受けていた。

今年2月には、トランプ大統領を国賓待遇で招待する計画について、格下げや中止を求める請願が審議された。請願には180万を超える署名が集まったが、英政府は正式にこの請願を却下している。

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