マレーシア警察、北朝鮮国籍の4人を追跡 金正男氏殺害

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北朝鮮国籍の容疑者4人が新たに浮上

クアラルンプール(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏がマレーシアで死亡した事件に関連して、マレーシア警察は19日、同氏が殺害されたと見て、新たに北朝鮮国籍の容疑者4人の行方を追っていることを明らかにした。

19日にマレーシアの首都クアラルンプールで記者会見した警察トップは、正男氏が北朝鮮の指示で殺害されたと見ているのかという質問に対し、「(行方を追っている容疑者)4人は北朝鮮の国籍を持っている。それだけだ」と答えた。4人は外交官用の旅券は持っておらず、事件当日にマレーシアを出国していたという。

これまでの調べによると、正男氏は13日、クアラルンプール国際空港でマカオ行きの便に搭乗しようとしていたところ、何者かに毒物を噴き付けられて死亡した。警察はこの事件に関連してこれまでに容疑者4人を逮捕している。

警察はほかにも事情を聴くため3人の行方を追っていることを明らかにした。捜査にはインターポール(国際刑事警察機構)も協力している。

これまでに逮捕された4人のうち、北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者はマレーシア・セランゴール州のアパートの1室で逮捕された。警察は同容疑者について詳しいことを明らかにしていない。

このほかにベトナムの身分証明書を持った女と、インドネシア人のシティ・アイシャ容疑者(25)、アイシャ容疑者の交際相手のマレーシア人の男(26)が逮捕されている。

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