マレーシア当局、親族のDNA提供なければ遺体引き渡さず 金正男氏殺害

金正男氏、マレーシアで死亡

(CNN) 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キムジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、同国セランゴール州の警察トップは18日までに、正男氏の近親者からDNAサンプルの提出がない限り遺体を北朝鮮側に引き渡さず、検視報告書も公表しない方針を明らかにした。

北朝鮮側は遺体の引き渡しを求めているが、マレーシア当局は捜査が完了するまで引き渡さないとの姿勢を示している。北朝鮮の駐マレーシア大使は、北朝鮮は同国当局者の立ち会っていない「強制的な」検視結果を受け入れず、遺体の即時引き渡しを求めるとする声明を発表した。

声明ではまた、マレーシア側が当初、正男氏は病院への搬送中に心臓発作で死亡したと大使館当局者に説明していたと指摘。北朝鮮政府に敵対的な勢力と「共謀」しているとして、マレーシアを批判した。

正男氏は13日、マレーシアのクアラルンプール国際空港で襲撃された後に死亡した。正男氏の殺害に関連してこれまでに、インドネシア人の女、マレーシア人の男、ベトナムの身分証明書を持った女の3人が逮捕された。男はインドネシア人の女の交際相手。

正男氏の死をめぐっては、韓国国会情報委員会の李轍雨(イチョルウ)委員長が15日、公式に殺害事件と発表。「アジア人女性2人」により毒殺されたとの見解を示した。韓国がこうした情報を入手した経緯や、殺害の際に使われた毒物の種類は明かさなかった。

検視により事態解明が進む可能性もあったが、検視は15日に終わったにもかかわらず、結果は公表されていない。マレーシアのザヒド副首相によれば、これまでのところ遺体の引き取りを申し出てきた近親者はいないという。

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