ロヒンギャの苦難、男児の変わり果てた姿に涙 ミャンマー

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ロヒンギャの幼児の死、父が無念語る

(CNN) 川岸に打ち上げられ、泥の中でうつぶせになった幼い男児の遺体が写真に写っている。ミャンマーで迫害を受ける少数派のイスラム教徒、ロヒンギャの苦難を象徴するような光景だ。

男児の名前はモハメド・ショハエちゃん。1歳4カ月だった。西部ラカイン州からバングラデシュへ逃げる途中に船が沈み、母やおじ、3歳の兄とともに水死した。

ひと足先にバングラデシュへ渡っていた父のザフォル・アラムさんは、家族を一度に失った。CNNとのインタビューで「写真を見ると、私も死んだほうがましだという気持ちになる。この世に生きている意味がない」と肩を落とした。

男児の姿は、2015年9月に世界に衝撃を与えたもう1枚の写真と重なる。シリア難民の男児、アイラン・クルディちゃんの遺体がトルコの海岸に打ち上げられた場面だった。

紛争の場所は違うが、そこから必死に逃れようとした家族の悲劇は共通している。

「村ではヘリコプターや軍兵士からの銃撃が続き、家にいられなくなった。私たちは逃げ出して森に身を隠した」と、アラムさんは語る。「祖父母は焼き殺された。村は軍にすっかり焼き払われ、何も残っていなかった」

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