ロヒンギャの苦難、男児の変わり果てた姿に涙 ミャンマー

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バングラデシュの難民キャンプで暮らすロヒンギャの人々

バングラデシュの難民キャンプで暮らすロヒンギャの人々

「もうだれも残っていない。何もかもおしまいだ」と嘆くアラムさん。バングラデシュ南部の難民キャンプで劣悪な住環境や食料不足に耐える日々だが、ミャンマーにいた時のように命の危険にさらされることはない。

外部からラカイン州への立ち入りは制限されているため、アラムさん一家についての事実をCNNが独自に確認することはできない。ミャンマー政府の報道官からはCNNの取材に対し、アラムさんの話を「宣伝工作」「うそ」と断じる回答文が届いた。

政府はロヒンギャへの人権侵害を非難する声に対し、昨年10月に国境警備隊を攻撃した襲撃犯への掃討作戦だとする主張を繰り返してきた。

ミャンマーでは15年の総選挙で人権尊重を掲げるアウンサンスーチー氏が事実上の政権トップに立った。ロヒンギャ問題をめぐっては昨秋、コフィ・アナン前国連事務総長率いる特別諮問委員会も発足した。

しかしアラムさんは同委員会に懐疑的な目を向け、「世界の目をごまかすために設置されただけ」と批判する。「スーチー氏の政権になっても何一つ変わらない」と失望感をあらわにし、「スーチー氏と軍はラカイン州からロヒンギャを排除しようとしている」「政府にこれ以上時間を与えれば、ロヒンギャは皆殺しにされてしまう」と訴えた。

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