70人救出の戦闘員を表彰、銃弾の中を防弾車走らす イラク

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銃弾の跡が残る窓ガラス

銃弾の跡が残る窓ガラス

「今こそ人々を助けなければ。私は戦闘員で装甲車を持っている。助けられなければ恥になる」。アブドゥラフマーンさんはそう自分に言い聞かせたという。

「現場に着くと、大勢の人が地面に倒れていた。ISISの狙撃や無差別の銃撃に阻まれて誰も近くに来られなかった」。そこでアブドゥラフマーンさんは何度も何度も現場に戻っては負傷者を自分の装甲車に乗せ、70人以上を安全な場所に運んだ。犠牲者の遺体も現場から遠ざけた。

「スンニ派もシーア派もクルド人もトルクメン人もキリスト教徒も私の車で運んだ。私は真のイラク人だと感じ、誰もがそうあるべきだと思った」とアブドゥラフマーンさんは胸を張る。

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