「インドのシリコンバレー」で暴動、水巡る争い激化で2人死亡

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デモ参加者が火をつけたとみられるトラック

デモ参加者が火をつけたとみられるトラック

ニューデリー(CNN) インドのシリコンバレーとも呼ばれるIT企業の集積地、カルナタカ州バンガロールで水争いに端を発する抗議デモが激化し、警官隊との衝突でこれまでに2人が死亡、約200人が拘束された。州当局は13日、臨時閣議を開いて対応を協議した。

バンガロールでは、暴徒と化したデモ隊が商店を略奪したり、車やバスなど100台あまりに放火したりした。警察や州当局によると、暴動を鎮圧するために警官隊が発砲し、デモ隊の1人が死亡、2人が負傷。負傷者のうち1人も12日夜に死亡した。

市内には数千人の警官が配備され、当局は大規模な集会を禁止。複数地域に夜間外出禁止令を出した。州内相は12日の記者会見で、暴動にかかわった疑いで約200人を拘束したと発表。「私たちにとって不当な判断が示された。だが全ての人に平和的な抗議を行うよう求める」と呼びかけた。

モディ首相も声明で、今回の事態に心を痛めていると述べ、「暴力では問題は解決できない」と強調した。

暴動の発端は、最高裁判所が5日に言い渡した命令だった。カルナタカ州に隣接するタミルナドゥ州が干ばつに見舞われ、最高裁は1日当たり毎秒約42万リットルの水をカルナタカ州の貯水池からタミルナドゥ州に供給するよう命令。カルナタカ州でこれに抗議するデモが起きた。

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