シリア反体制派、幼い少年の首はね殺害 「手違い」認める
一方で同組織は、シリアのアサド政権が殺人兵器と化し、何千もの市民の命を奪っているとして非難。国際社会も同政権の戦争犯罪に沈黙していると批判した。
シリア反体制派でつくる「シリア国民連合」は、問題の映像に「深い衝撃」を受けたと表明。ただ、同組織が少年殺害を不適切だったと認めたことは評価し、「この事件の犯人を処罰するための法的手順」を見届けるとした。
国際人権団体のアムネスティ・インターナショナルは、「武装組織の一部メンバーが深い悪行に染まっていることをうかがわせる。捕虜が即座に殺害されていることも改めて実証された。これは戦争犯罪に該当する」と指摘した。
シリア国営SANA通信は少年の殺害にかかわった組織について、トルコの支援を受けていると非難。トルコのエルドアン政権が「国境を越えてテロリストをトルコからシリアへ送り込み、このような犯罪を実行させている」とした。