滑走路上で旅客機2機が衝突し翼が炎上、ジャカルタの空港

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ジャカルタのハリム・ペルダナクスマ空港の滑走路上で航空機2機が衝突=Rifly Alkautsar

ジャカルタのハリム・ペルダナクスマ空港の滑走路上で航空機2機が衝突=Rifly Alkautsar

ジャカルタ(CNN) インドネシアの航空行政当局などは7日までに、首都ジャカルタのハリム・ペルダナクスマ空港の滑走路上で航空機2機が衝突し、離陸態勢にあったバティック航空の米ボーイング社製の737型機の翼部分が炎上したと報告した。

火災は消防隊が即座に消し止めたとしている。同航空の親会社であるライオンエア・グループの幹部によると、同機には乗客49人と乗員7人が搭乗。乗客に負傷者はいなかったが、精神的な動揺を受けた3人が手当てを受けたという。

もう一方の旅客機はトランスヌサ航空の双発プロペラ機のATR42−600型機で、けん引車に引かれている際に衝突していた。

今月4日起きた衝突の原因は不明だが、スラウェシ島マカッサル行きのバティック航空機が誘導路から滑走路に進入し、エンジンを離陸に備える出力に高めている際に起きていた。

ライオンエアの幹部は、別の航空機が滑走路上にいながらバティック航空機が離陸を許可されていた理由については調査が必要と指摘。その上で、同機は操縦士に最も必要な離陸の承認を受けていたと強調した。

同機はトランスヌサ航空機を見付け、離陸を中止したが、衝突を避けられなかったとしている。衝突した737型機は衝突の損傷部分が修理中だが、運航への利用再開は難しいとしている。

同国の運輸安全委員会がバティック航空機の飛行記録装置を回収し、データを解析し衝突原因を調べる予定。

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