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ベルギー首相が語る、テロ対策の成功と失敗 CNN EXCLUSIVE

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社会的、言語的に分断されたベルギーの状況はテロ対策にも制約をもたらしている

社会的、言語的に分断されたベルギーの状況はテロ対策にも制約をもたらしている

シリアやイラクで過激派組織の戦闘に加わったベルギー人は約500人と、人口当たりに換算すると欧州のどこの国よりも多い。パリのテロで使われた爆弾の製造にかかわり、ブリュッセル空港で自爆したとされるナジム・アシュラウィ容疑者もその1人だった。

ベルギーには欧州連合(EU)の機関や国際組織の本部が集中しているため狙われやすいという事情もあるとミシェル首相は述べ、「隠れたり姿を消したりしやすい」と指摘する。

ブリュッセルのテロ事件で自爆したとされるイブラヒム・バクラウィ容疑者を巡っては、トルコとオランダ、ベルギーの間で非難の応酬になっている。

トルコ当局はシリアに渡航しようとしたバクラウィ容疑者を昨年7月に拘束してオランダに移送したと説明。オランダは、同容疑者について欧州の機関からも国際機関からも連絡がなかったため、スキポール空港で拘束しなかったと釈明した。

この経緯についてトルコのエルドアン大統領はCNNのインタビューで、「オランダもベルギーも『ジハーディスト』の意味が分かっていないらしい」と批判していた。

この発言に対しミシェル首相は、「トルコのような国とその大統領が、危険人物と分かっていながらその人物を飛行機に乗せてトルコ当局者の付き添いもなくオランダに行かせ、この人物の到着についてその時点で何の情報も提供しなかったのは驚くべきことだ」と反論。それでも「ベルギーとトルコを含むさまざまな国とのコミュニケーションがどのように行われたのか」について、議会で調査に乗り出すと表明した。

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