マレーシア機、消息不明から2年 機長犯人説を検証する

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各国が捜索活動などを行ったが機体は見つかっていない

各国が捜索活動などを行ったが機体は見つかっていない

パイロットの自殺は極めてまれだ。最も近い例では昨年3月、独ジャーマンウィングス航空機の副操縦士が機長を操縦室から締め出し、機体を急降下させて墜落させた。

この例のように計画的だったかどうかにかかわらず、自殺者が事前に周到な計画を立てて通信機器を全て切ったり、各国のレーダーを巧みに避けて飛んだりするとは考えられない。ただ機体を乗っ取って墜落させるだけだ。マレーシア航空機はこのパターンに当てはまらない。

ジャーマンウィングス航空の墜落では、副操縦士がかねて心身の不調を抱え、病院を転々としたり、インターネット上で自殺の方法を調べたりしていたことがすぐに明らかになった。アパートの部屋には、乗務禁止の診断書が破り捨てられていた。

しかしマレーシア航空機に関しては、一部のうわさや仮説以外になんの証拠もない。

機長は非常に長い経験を持つベテランだった。この日に組んでいたハミド副操縦士(27)は新人で、別会社のパイロットと婚約していた。

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