ローマ法王とロシア正教会総主教が初会談 教徒の保護訴え

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ローマ法王フランシスコ

ローマ法王フランシスコ

(CNN) ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王とロシア正教会のキリル総主教は12日、キューバで会談し、迫害を受けているキリスト教徒を守るよう世界の指導者たちに訴えた。

会談はキューバの首都ハバナにあるホセ・マルティ国際空港で行われた。ローマ法王とロシア正教会総主教の会談は初めて。

フランシスコ法王はキリル総主教に会うなり「やっと(会えた)」と叫び、「われわれは兄弟だ」として抱擁を交わした。

法王と総主教は共同宣言を発表。「シリアやイラクにおける暴力ですでに数千人が犠牲になったほか、他にも数百万人が住まいや必要最低限の食料もままならない状態にある」と述べた。そのうえで「われわれは暴力とテロリズムに終止符を打ち、対話を通じて平和な市民生活に早急に戻れるような努力をするよう国際社会に求めていく」とした。

共同宣言ではまた、今回の会談について、暴力や貧困、宗派紛争に引き裂かれた世界にあって「欠かすことのできない」礼節を示す一例だと述べ、「世界は言葉だけでなく目に見える動きを欲しており、この会談が世界の善意ある人々にとって希望の兆しになってほしい」と述べた。

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