米海軍、南シナ海に駆逐艦を再派遣 係争海域の島近く航行

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スプラトリー諸島でも各国の領有権の主張が対立

スプラトリー諸島でも各国の領有権の主張が対立

また、中国国防省の報道官は駆逐艦派遣は双方の部隊の安全性の観点から言えば、非常に未熟で無責任な行動であると批判。極度に危険な結果をもたらしかねなかったともし、「米国によるいかなる挑発的な措置にも、中国軍は主権と安全保障を守るため必要な全ての手段を講じる」と語った。

米国は昨年10月にも南シナ海に駆逐艦「ラッセン」を送り、中国が「領海」と主張する環礁の海域内を通過させている。中国は同艦に警告を発していた。

パラセル諸島やスプラトリー(南沙)諸島などを含む南シナ海の主権論争には、中国、台湾、ベトナムの他、マレーシア、フィリピンとブルネイも絡んでいる。中国は近年、領有権を既成事実化させる動きを強め、スプラトリー諸島の環礁を人工島に造成して滑走路などを建設し、将来的な爆撃機配備への懸念も生じさせている。

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