子連れで闘牛、闘牛士の写真公開に賛否 スペイン

2016.01.28 Thu posted at 14:58 JST

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(CNN) スペインの有名闘牛士が赤ん坊を抱いて闘牛に挑む写真をインターネットに投稿し、賛否の声があがっている。

幼い娘を片手に抱いて猛牛をかわす写真をインスタグラムに投稿したのは闘牛士のフランシスコ・リベラ・オルドニェスさん。「闘牛士一家の5世代目、カルメンがデビュー。祖父も同じように父と一緒に闘牛に挑み、父は私と闘牛に挑んだ。私は娘のカエタナに続いて、今度はカルメンと一緒に挑む」という写真説明を添えた。

これに対して動物保護活動家や子どもを持つ親などからたちまち非難が殺到。ツイッターには「この国では赤ん坊を雄牛にさらして動物虐待を見せつけることが伝統と称される」などのコメントが投稿され、動物保護活動家として知られる英コメディアンのリッキー・ジャーベイスさんは「どうかしている。危険で残酷。赤ん坊がいてもいなくても」と非難した。

スペインの閣僚などからも、「消防士は子どもを火災現場に連れて行こうとは夢にも思わないし、サッカー選手は試合中に子どもを抱えて走り回ったりはしない」「どんな状況であっても子どもを危険にさらすのは正しくない」などの発言が相次いだ。地元の児童保護当局が調査に乗り出したとの情報もある。

一方、オルドニェスさんは英紙ガーディアンの取材に対し、闘牛士一家の伝統を理由に「娘にとって私の腕の中以上に安全な場所はない」と反論した。

ソーシャルメディアではオルドニェスさんを支持する声も多く、「それなら子どもを車に乗せてたばこを吸う父親も捜査すべき」という投稿も。

スペインの闘牛士組合はオルドニェスさんを支持する声明を発表。ほかの闘牛士たちも、娘や息子を抱いて闘牛に挑む写真を相次いで公開している。

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