アボット豪首相が退任 党首選で敗北

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2013年に首相の座に就いたアボット氏。党首選で敗れ、退任を余儀なくされた

2013年に首相の座に就いたアボット氏。党首選で敗れ、退任を余儀なくされた

(CNN) オーストラリアの与党・自由党が14日に行った党首選で、アボット首相がターンブル前通信相に敗れ、退任に追い込まれた。

党首選は、ターンブル氏が同日、首相の座を目指すと表明したことを受けて急きょ実施された。投票では同氏が54対44でアボット氏を破った。

ターンブル氏は同日深夜、副党首にとどまるビショップ外相とともに記者会見に臨み、「オーストラリアの首相は大統領ではない」と強調。「今後の決断はすべて熟慮を重ねたうえで下す」と述べ、独断的と批判されてきたアボット氏との違いを際立たせた。

同氏は「この場で政策を発表するつもりはない」と述べ、具体的な政策変更には言及しなかった。

アボット氏は2013年に首相に就任。ラッド元首相とギラード前首相の対立が続いた労働党政権内の政争を批判し、「安定した政権運営」を打ち出した。

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