チャド、自爆テロ対策でイスラム女性の「ブルカ」を禁止

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自爆テロの相次ぐチャドで、イスラム教徒女性の衣装「ブルカ」の着用が禁じられた

自爆テロの相次ぐチャドで、イスラム教徒女性の衣装「ブルカ」の着用が禁じられた

(CNN) アフリカ中部チャドの政府は18日までに声明を出し、頭からつま先まで全身を覆うイスラム教徒女性の衣装「ブルカ」の着用を禁止すると発表した。隣国ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の掃討作戦を展開するチャドでは、ブルカを着用した女性による自爆テロが頻発している。

チャド政府はブルカ禁止の措置をデビ大統領の指示によるものとしている。首都のヌジャメナでは15日、警察関連施設を狙った連続自爆テロ事件が発生。自爆犯はブルカを着用していた。

政府はまた、17日にナイジェリア国内のボコ・ハラムの拠点に対し空爆を行ったことを明らかにした。6つの拠点を破壊し、数人の構成員を殺害したとしている。

チャドのニュースサイト、チャディンフォスによれば、政府は治安部隊に対し、各地の市場を回ってすべてのブルカを焼き払うよう命令を下した。

同国は国民の半数以上がイスラム教徒だが、宗教上の理由ではなく強い日差しや砂から身を守るためにブルカを着る人もいるとみられる。

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