豪州への亡命希望者のカンボジア移住で合意、援助の見返りか

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オーストラリアでの難民認定を求めて人々が押し寄せる

オーストラリアでの難民認定を求めて人々が押し寄せる

今回の協定に絡む新規の開発資金援助の規模は4年間で総額4000万豪州ドル(約38億4000万円)。既に供与している援助の7900万ドルとは別口となっている。この他、カンボジアで難民定住の環境整備も支援する。

豪州では約1年前、総選挙が実施され保守連合政権が発足していた。同連合は小型船舶などで豪州を目指す亡命希望者の流入阻止を公約の1つにしていた。

ナウルの施設にいる亡命希望者は現在1200人以上。これまで難民審査などを受けたのは250人だという。

豪州政府は最近、カンボジア軍による野党弾圧、街頭での抗議行動の参加者殺害や裁判なしの市民拘束などの例を挙げ、同国での人権侵害を非難していた。

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