ウクライナ大統領候補の「チョコレート王」にインタビュー

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一方でEU加盟の目標については熱心に語り、個人的には北大西洋条約機構(NATO)への加盟も望んでいるが、「ウクライナは現在戦争状態にあるため残念ながら受け入れてもらえないだろう」と話した。

ポロシェンコ氏は大統領選に勝利した場合、菓子メーカーを売却する意向を示している。ただし、テレビ局の「カナル5」を手放す気はないという。

25日の投票で同氏が過半数の票を獲得した場合は、決選投票なしで結果が確定する。集会に参加したある女性は、「選挙をできるだけ早く終わらせてほしい」との理由から、優勢とされる同氏に投票すると語った。

同じく親欧州派の2番手チモシェンコ氏との間に、政策の違いはほとんどないとの指摘もある。ウクライナ国民の間では「新しい大統領が決まればすべての問題がたちまち解決する」といった期待が広がっていることから、「だれが就任しても期待に応えることは不可能で、国民の幻滅は免れない」と予想する専門家もいる。

一方で、ウクライナを再びひとつにまとめられる可能性が最も大きいのはポロシェンコ氏との声も高い。同氏自身、インタビューでは欧州への統合を「1期目」の目標と表現し、「もしも当選したら」という質問を「当選した時に」と訂正するなど、強い自信をのぞかせた。

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