メキシコの麻薬カルテル、アジアに拠点構築か 比で逮捕者

(CNN) フィリピン国家警察は2日までに、マニラ首都圏南方にあるリパ市での闘鶏捜査絡みの家宅捜索で覚醒剤の地元の通り名である「シャブ」84キロを押収し、メキシコの最大規模の麻薬密輸組織「シナロア・カルテル」と関係ある3人を逮捕したと発表した。

同警察の麻薬取締部門責任者はメキシコの麻薬カルテル関係者がフィリピン内にいるとの情報を得ていたが確認したのは初めてと指摘。麻薬カルテルがアジア内に足場を築きつつある兆候に警戒を強めている。国家警察幹部は勢力拡大の前に対策を講じる必要があると強調した。

メキシコでは先月下旬、米当局とメキシコ海兵隊の合同作戦で行方を追っていたシナロア・カルテルの最高幹部ホアキン・グスマン容疑者を捕捉する成果があった。同カルテルはメキシコや米国だけでなく、ロシア、オーストラリアやシエラレオネなど世界各地で勢力を伸ばしていることでも知られる。

メキシコ連邦検察庁は昨年、麻薬カルテルによる米国への覚醒剤密輸で、香港の犯罪組織「14K」や「サン・イー・オン」がエフェドリンなど製造原料の主要供給元になっている疑いがあるとの報告書を公表。

米司法省によると、香港の犯罪組織はデトロイト、ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコやシアトルなど米主要都市を根城にするブラック・スターらアジア系の犯罪集団と密接なつながりを持つ。

メキシコの犯罪組織構成員が中国に進出している形跡もある。中国では2012年9月、湖南省で大規模な覚醒剤の製造拠点が初めて摘発され、660キロを押収、別の原料19.8トンも押さえた。この際に14人が拘束されたが、うち1人はメキシコ人だった。中国での覚醒剤製造にメキシコ人も絡んでいることを初めてうかがわせる逮捕だった。

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