韓国の「チョコパイ」が北朝鮮を変える?

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開城(ケソン)工業団地の衣料工場

開城(ケソン)工業団地の衣料工場

北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞の紙面に溶かしたチョコレートを吹き付け、コカコーラのロゴをまねた字体で「チョコパイ」の文字を浮き上がらせた作品がある。チョコパイの山、金めっきのチョコパイなども展示されている。

チェさんはチョコパイに「社会を変える物としての可能性」を見出しているという。チョコパイには南北間の感情に変化をもたらす手段としての力があると、チェさんは考える。

英誌ロンドン・レビュー・オブ・ブックスのリチャード・ロイド・パリー氏は、「洗脳」「隔離」といったイメージがつきまとう北朝鮮住民も、実は外の世界から完全に切り離すことは不可能だと指摘する。

チョコパイへの渇望は政治的な危険をはらんでいるかもしれない。

北朝鮮の従業員にチョコパイを食べさせた経営者は、同時に米国の象徴ともいえるコカコーラを出したという。

「かれらが資本主義を垣間見て、そんなに悪いことばかりでもないという印象を持ったことは明らかだ」と、CNNとのインタビューで振り返る。従業員らは洋式トイレの使い方を知らず、トイレットペーパーを見たこともなかった。

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