Jリーガーで北朝鮮代表 梁勇基の夢は「南北がひとつに」

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Jリーガー、梁勇基にインタビュー

(CNN) 世界で最も秘密のベールに包まれた国のひとつ、北朝鮮。厳重に閉ざされた国境の行き来を許される人はほとんどいないが、Jリーグのベガルタ仙台に所属するMFの梁勇基(リャン・ヨンギ)選手は数少ない例外の1人だ。

大阪で生まれ、在日朝鮮人の両親に育てられた梁選手は31歳。ベガルタ仙台ではキャプテンも務めるが、北朝鮮のサッカー代表チームでプレーした経験も持つ。

日本と北朝鮮のサッカーファンから尊敬される梁選手は、根深い違いがあってもその垣根を取り払うことができるというスポーツ独特の力の象徴だ。

梁選手はCNNのインタビューで、「南北がひとつになるということが一番の理想。そうなれば、もっともっと国としても、あらゆる分野で発展していくと思う。スポーツ以外でもいろいろな可能性が広がるのではないか」と語った。

大阪朝鮮高級学校を卒業後、学業・スポーツともに優秀だった梁氏は阪南大学に進学。大学卒業後の2004年、当時2部にいたベガルタ仙台に入団する。

国際的に認められる選手になるのに時間はかからなかった。北朝鮮の代表メンバーに選ばれたのだ。05年にマカオで開催された東アジア競技大会では準決勝の韓国戦で得点を挙げるなど活躍した。

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