南スーダンの騒乱悪化、反政府勢力が首都近郊のボル町制圧

(CNN) アフリカ南部の南スーダンで深刻化しているクーデタ疑惑に伴う軍部隊同士の武力衝突で、同国陸軍の報道担当者は19日、首都ジュバ近くのボル町が反政府武装勢力に制圧されたと発表した。

同町では戦闘が続き、激しい砲撃にさらされているという。ボル町の町長は、反政府武装勢力が町を陥落させたことを認めた。

南スーダンは2011年7月、長期の内戦をへた住民投票の決定でスーダンから分離、独立した。アフリカ大陸では最も新しい独立国家となったが、15日夕からジュバなどでクーデター騒ぎに関連するとみられる軍事衝突が深刻化。戦闘による死者は約500人との情報もある。

同国のキール大統領は戦闘発生後、クーデター未遂は鎮圧したとも発表。今回の騒乱は、今年7月のマシャル元副大統領解任を含む内閣刷新に反発する元副大統領支持の兵士らによる武装蜂起が原因と主張していた。

南スーダン外務省は18日、政府軍部隊の作戦で治安は回復したとし、ジュバ国際空港の運航業務も回復したと強調。しかし、国連は国内の政治危機は終息していないと疑問視している。武装衝突後、住民1万5000人から2万人が国連の施設敷地に避難したと主張している。

南スーダンのジョン・コング・ニュオン国防相は、これまでの軍事衝突で最大で10万人の住民らが自宅を捨て避難したと述べた。

南スーダン内の政情悪化を受け、各国は自国民救出のため航空機派遣の動きを加速している。英国外務省報道官はジュバからの退去を19日に望む英国民を退避させるため航空機1機が同国に向かっていると発表していた。

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